スタッフブログ

2019年01月26日  

投稿者:榎原陸

老犬になったらしてあげたいこと

こんにちは!

一週間も間が空いてしまいました…

副院長の榎原です!

 

このごろはブログのネタがなかなか思い浮かばず、

入院の子たちのことを考え、

院内でする勉強会の準備をし、

気づいたら夜!そんな6日間でした。笑

 

森のいぬねこ病因に限らずですが、

今イヌ・ネコも高齢化してきた時代です。

 

芋沢に入院している患者さんも、

10歳が一番若く、

15歳、17歳、20歳と

人で言ったら

84歳、94歳、109歳と言ったところでしょうか?

 

超高齢化してますね笑。

 

さて、何歳から高齢なのか?

とよく聞かれたりしますが

僕は7歳からは中高齢

10歳からは確実に老齢と捉えています。

(もちろん、小型犬と大型犬で結構違いますが,,,)

 

老犬になるといろいろなことが衰えて来ますよね

・目が見えてなさそうだ

・声が聞こえなくなった

・鼻が効かなくなった

・足腰が弱く…

・吠え方が弱々しい…

・おとなしくなった

・散歩に出たがらなくなった

などなど

 

結構いろいろ言われます。

「これって、年のせいよね…?」

めっちゃ質問されるお言葉です笑

たぶん、そうですねーって

答えて欲しいのでしょう。

だって、「歳のせい」=「病気」ではない

から安心できますもんね。

 

でも、待ってください!

まず、本当に年のせいでしょうか?

例えば、よく見かけるのが10歳位で

散歩に行くのがトボトボと動きに活発さが

なくなってきた柴犬さん。

確かに歳のせいで関節がこわばり、

そのせいで動きに以前のような快活さがないように

思えます。

 

しかし!よくよくレントゲンを撮ってみると

しっかりと関節炎の所見があり、

しかもこの子は重度の肥満。

 

なんて場合にはダイエットをして、適切な範囲の痛み止めや

関節用サプリメントを使用すれば

以前のような動きの良さを見せることがあります!

 

きっかけは確かに老化かもしれない…

でも、年にも抗いたくないですか?笑

 


前置きが長くなりましたが、

上にも書いたように高齢になったワンちゃんには様々な問題が起こりやすくなります!

関節炎しかり、心臓病や腎臓病もその一つです。

 

なるべく元気なまま年を取るためにはどうしたらいいでしょう?

①健康診断を受けてみる

なんだよ、結局検査かよ

と思われますか?

そうです、人でも最低1年に一回、

大きな企業だと1年に2回健康診断が推奨されているんですから

当然1年で人の4〜7倍の速さで年をとる

と言われるワンちゃん猫ちゃんは

年に1回以上の健康診断が推奨されます!

 

何事も早期発見、早期治療により

治療効果が高いです^^

 

特に10歳を超える老齢期では、

それまでよりも多くの病気の発生率が高くなります。

CTやMRIまでするべき、とは言いませんが

森のいぬねこ病院では負担が少なく

最適な健康診断プランができるように

身体検査+血液検査の基本検診コース

基本検診に胸部・腹部レントゲンと腹部超音波検査、糞便・尿検査を

追加した安心検診コース

心臓病が心配な方には心臓超音波検査や血圧検査・心電図検査

を含めた循環器検診コース

高齢犬には甲状腺機能検査や腎臓病早期発見のための尿蛋白検査

血圧検査などを含めたシルバー検診コース

 

と、多くの検診プランを用意していますので

どの検診がいいかぜひご相談ください^^

 

長くなってしまったので

健康診断でなにか異常が見つかったとき、

見つからなかったけど気になる症状があるとき、

なんにも心配ないときに何をしてあげられるかについて

次回に書きたいと思います笑

 

写真は森のいぬねこ老犬コンビ

ゴローとぼっちゃんの仲良しショットです笑

 

 

©森のいぬねこ病院