スタッフブログ

2024年03月23日  

投稿者:森のいぬねこ病院 スタッフ

予防シーズンです!③ノミ・ダニ🐜

こんにちは!芋沢院の榎原です☀️

 

先日から子供の春休みが始まり、

やすみの日は遊びで1日動き回ってます🤣

運動不足解消のためにと思ってこの機会に筋トレを始めました笑

危うく昨日(3日目)忘れそうになりましたが、なんとか継続しています。

人の行動が習慣になるには2週間必要だとか?

とりあえず2週間の継続をめざして頑張ります!

 

さて今日は、予防3つ目、ノミ・ダニについてご紹介します。


ノミ・ダニの予防

ノミ・ダニについて

皆さんは、ノミ・ダニと聞いてどんなものを思い浮かべますか?

私は、猫や動物にくっついてぴょんぴょん飛んでいる虫の姿や

家のカーペットに潜むちっこい虫を思い浮かべます🤔

 

同じイメージの方はいますか?笑

 

ノミもダニも、人や動物に寄生する、節足動物の一種です。

ちなみにノミは昆虫類ですがダニは昆虫ではありません笑

 

ダニ

ダニは非常に種類が多く、2万種類以上が知られているそうです😲

動物の血を吸って成長する種類が犬・猫の病害としては重要ですが、

ハウスダストマイトと言って、家屋内のホコリやチリの中の有機物を食べて

生きている極小のダニも存在し、普通に日常の中に潜んでいます。

動物に寄生する種類としてはマダニが重要です。

フタトゲチマダニ、ヤマトマダニ、シュツェマダニ

という種のマダニが人や動物に寄生し、危険な病害をもたらします。

 

ダニの一生

ダニの生態はおもしろいです。

卵から生まれ、最初は幼ダニという姿で活動を始めます。

幼ダニは小型の動物へ主に寄生し、血を吸います。

お腹いっぱいまで吸い切った後、動物から離れ、最初の成長を遂げます。

参照:KINCHOホームページより

この成長はチョウや蛾のように姿ががらりと変わるわけでなく

蛇のように脱皮で、ひとまわり体が大きくなり、足が一対生えます。

この成長で、若ダニと呼ばれるようになります。

 

若ダニはまた改めて動物へ寄生すると

満腹まで血を吸って離脱、また脱皮を行い今度は

成ダニへと成長します。

 

そしてまたまた動物へ寄生してお腹いっぱい血を吸ったら

最後は交尾・産卵しハッピーエンド🥚

という一生です。

 

ダニの恐ろしい生態のポイント

1.1度で2000〜4000個の卵を生む。。。

おぞましい数です。学生の頃、これが卵だよって

シャーレに入った卵を見せられましたが、

これが家にあったらと思うとゾッとする見た目でした。

興味がある方は調べてみてください。笑

 

2.冬にも活動する種類がいる。

虫といえば春から秋、冬は冬眠。

というイメージがありますが、冬に活動する種類もいます。

年中の警戒が必要です。

 

 

ノミ

ノミはダニに比較すると少なく約1800種らしいです。

ノミは須く動物の血を吸う吸血性昆虫です。

犬猫に寄生するノミは多くがネコノミという種類です。

イヌノミもいます。

ネコノミなのに吸血するのは猫のみじゃない。。

なんともややこしい虫でございます。

 

ノミは吸血する動物の好みがうるさくなく、

あったかい動物であれば血を吸うそうです。

人も例外ではありませんし、野生動物ではネズミや

ハクビシン・カラスからも血を吸って生きています。

 

ノミの一生

ノミは、昆虫ですので、チョウや蛾みたいに

幼虫の段階は芋虫みたいな形をしています。

 

参考:日本全薬工業株式会社ホームページ ノミダニフィラリア.comより

 

幼虫はホコリやチリ内の有機物という栄養を食べて、

成長し、サナギを経て成虫の姿へ完全変態します。

成虫のノミはピョンピョンと飛び跳ねることで動物へ寄生し、

吸血を繰り返し、やがて交尾、産卵し次世代へと命を繋ぎます。

 

ノミの恐ろしい生態ポイント

1.卵は1匹から400〜1000個生まれる。。

ダニよりは少ないですが、幼虫の段階を経ている分

駆除が大変なノミ。それがこんだけ増えるとなると、悶絶もんです。

 

2.卵から蛹のじょうたいで2ヶ月も過ごす。

これがなぜ恐ろしいの?

と思うかもしれません。

この恐ろしさは、動物へ付ける薬が効かない事にあります。

もちろん、バルサンや環境の消毒薬などは多少効果がありますが、

完全ではなく、死骸は残ります

また、目に見えませんので、徹底的にやらない限りは目に見えない敵と戦う

恐怖を味わい続けることになるでしょう。。

あぁ恐ろしい😱

 

3.13度以上の環境で活動する。

最近は日中でも10度を超える日が出てきましたが、

この素晴らしい住宅性能が出来上がった現代では

室内13度なんて余裕で超えますよね。

また、落ち葉や動物の住処では当然13度超える環境もあるでしょう。

つまり、ノミも年中の警戒が必要です。

 

動物に寄生するノミについては、こちらのホームページがめちゃくちゃ詳しく書いてくださってます。
ご参考ください↓↓
参考ページ:For your Life byフマキラー HP

 

 


今日は、ノミとダニを知らない。という方に向けて、二つの虫について

解説をしてみました。

次回は引き起こされる病気と、駆除・予防の方法について解説したいと思います!

 

 

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