2018年12月11日  

人の歯みがきと動物の健康

こんにちは。
森のいぬねこ病院院長の西原です。

先日、とある医療系の学会に
参加させていただきました。

その学会では、
お口の中の細菌
について学ばせていただきました。



人間もペットと同じように
歯周病
がすごく問題になっています。

歯周病は、
世界一感染者数の多い感染症
としてギネス認定も受けてる病気です
(全然うれしくないw)。

人間では、歯周病の原因菌も
多く調べられています。

でもその悪さの仕方は様々で、
細菌自身が暴れることもあれば、
原因菌は悪させずに、
周りの細菌を悪化させたりすることもあります。

また、歯周病自体も
動脈硬化
アルツハイマー
糖尿病
肝炎
などなどなどなど、
本当に多くの病気に
関わっていることがわかっています。

なので、
健康は健口から
を実践するためには、
お口の細菌のコントロール
が重要なんですよね。

じゃあ、人間の歯周病予防、
どうやって細菌を抑えるのか、

そうです、
歯みがき
です。

はい、、、
当たり前なんですが、
でもこのことが、
いろんなことを教えてくれます。

まずは、これだけテクノロジーが
発展しても、
歯周病の予防は
歯みがき
という、とても古い方法が
一番だということ。

そして、歯みがきって、
手間がかかる
毎日こまめに必要
ですよね。

さらに、
そんな原始的な方法ですが、
人間の生活習慣病で
しっかりコントロール
できているのが、
歯周病
だということ。

つまり、今のテクノロジーでは、
健康維持はできていない

健康を維持するには、
現実的には
手間と時間をかけることが必要

ということですよね。

一方、ワンちゃんもネコちゃんも、
歯周病をはじめ、
生活習慣病が増えています。

でもやっぱりしっかりした予防法はなく、
日頃からのお手入れ、食事や運動などを
管理していくことが重要です。

歯周病に関しては、
ワンちゃんやネコちゃんは
歯みがきでは十分な予防ができず、
定期的な麻酔下スケーリング
が必要です
無麻酔スケーリングでは
歯周病の予防はできません)。

つまり、人間でも予防には
手間と時間が必要で、それは
動物においても、全く同じ。

そして、その手間というのは、
飼い主の方の手間
なのです。

動物が健康に暮らせるには、
飼い主の方の
手間と時間
が必要なのです。

もちろん、私もそのお手間と時間が
しっかりと動物の健康増進に
つながるように、
お手伝いさせていただきます。

じゃあ、何をすればいいの?

ということで、
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