こんにちは!芋沢院の榎原です☀️
本日はクリスマスですね〜🎁
いかがお過ごしでしょうか?
今日はクリスマスに因んだお話を一つ
クリスマス因子
皆さん血友病はご存知でしょうか?
体内外で出血があった時、
その出血を止める作用を
止血・凝固と言いますが
血が固まるためには、
実は体内でいろいろな反応が
起こっています。
簡単に血が固まってしまっては、
血栓などがポンポンできて
脳梗塞になってしまいますからね😅
そうならないように、凝固には複雑かつ巧妙な
戦略が取られているわけです。
その凝固に関わる物質を
凝固因子
と言いますが
その因子のどれかが欠けることによって
血が固まりにくい、あるいは固まらない病気を
血友病
と言います。
この血友病には
血友病A と 血友病B
が存在していて
どの凝固因子が欠けているかによって
判別されます。
もう言いたいことお分かりでしょうか?笑
そうです、血友病Bは
凝固因子のうち、クリスマス因子
(第Ⅸ因子と呼ばれる方がメジャー)
が欠けることで起こります!
この病気は人でもよく知られていますが
犬猫でもある遺伝病で、
特に血友病Aは多く認められると言われています。
遺伝性疾患ですので、犬種的には
ジャーマンシェパード、フレンチブルドッグ、
エアデールテリア、ラブラドールレトリバー、
セントバーナードで多いことが知られています。
根本的な治療法は基本的になく、重症度によっては
運動による出血なども起こりやすいので
生活に注意が必要です。
もし、大きな出血が起きてしまった場合には止血や
輸血を医療的に施す必要があります。
クリスマスに関わる話というから
キリストとか歴史の話かな?
と思ったでしょう😎
医者と獣医師は思いつく変な話題でした笑