スタッフブログ

2023年08月21日  

投稿者:森のいぬねこ病院 スタッフ

肝臓病ってなんなの?

こんにちは!こんばんはおはようございます。

芋沢院院長の榎原です☀️

 

本日は日頃よく出会う、肝臓の病気について、専門的なことをできるだけ言わずに、解説してみようと思います笑

普段診察をしていると、

「肝臓病の数値が高いよ。肝臓病だよ。」と以前獣医師に言われたことがある、だからこの子は肝臓が悪いんです!

このように仰る飼い主様によくお会いします。

 

この、肝臓病って厄介ですよね。

実際なんなの?と思います。そこで、私が肝臓病についてもっているイメージで、解説してみようと思います。

全然医学的な根拠に基づくものではなく、私が理解しているものを噛み砕いた内容になりますので

真実と違う部分もあるかもしれませんが、ご覧になった医療従事者の方、ご理解くださいね😅

 

それでは本文へ参ります↓↓↓


<そもそも肝臓ってどこのどんなやつ?>

肝臓は、体の中央にある臓器で、横隔膜よりお尻側、胃の頭側にあります。

肝臓は動物ごとに微妙に形が違いますが、ここでは犬を例にとって説明します。

肝臓は、いくつかの区画に分けられます。枝から出ている葉っぱのように見えることから、それぞれ〜葉という

名前がついていますが、形のイメージとしては花びらの方が近いです☀️

犬は全部で6つの葉に分かれていて、その中に「胆嚢」がくっついています。

また、「門脈」という肝臓にしかない特殊な血管がぶっとく肝臓へ入り込んで行っています。

さて、この「胆嚢」。肝臓とはまさに切っても切れない関係でして、肝臓を説明すると必ず出てくる名前です。

しかもよーく病気になるので、超大事です。

どうしてくっついているのか?なんで深く関係しているのかは、肝臓のはたらきを知ることで理解できます。

門脈」という血管の正体についても、もう少しあとでご紹介します。

ということで次のお話。

 

<肝臓のはたらき>

肝臓と胆嚢がどこにあるかということはお話しました。

次は働きについてです。

とっても噛み砕いていうと、肝臓は

①工場と倉庫

の役割と

②浄化場

の役割を果たしています。

 

どういうことか、少し詳しくご説明します。

①工場と倉庫

というのは、体に必要ないろいろな物質を作る場所 ということです。

・タンパク質 ・血糖 ・脂肪 ・ビタミン ・胆汁

などを作り出し、体の必要な場所に運んだり、一時的に貯蔵しておける形に作り変えて貯蔵したりします。

ここで「胆汁」という言葉が出てきました。

胆汁」は肝臓で作られたコレステロールや老廃物を含む黄色から茶色っぽい液体で、脂肪の消化に関わるものです。

実はこの胆汁に含まれる老廃物の色が、う○この色になっているんですね。

この胆汁が泥っぽく変化したものを「胆泥」、石みたいにかちこちになったものを「胆石」と言います。

これは聞いたことがある方もいるのではないでしょうか?

病気のお話をするときに詳しく解説したいと思います。

 

②浄化場の役割

という意味ですが、正直良い日本語が浮かびませんでした笑

直接的に言えば、毒物・体にとって有害なものの処理です。

肝臓には門脈を介して腸管から吸収されたものが一番最初に運ばれます。

ここで、食べ物に含まれる栄養素・毒素・薬の成分などが全身に送られる前に肝臓を通るわけですね。

(ここで正体がわかりました。門脈=腸から吸収した栄養素をまとめて肝臓に運ぶ血管です!)

食べ物には栄養素だけではなく有害な物質もありますよね。

例えば、アルコールです。

これらは肝臓で、体にとって無害な形へと分解されます。

そのほかにも色々な物質が肝臓で分解・代謝・解毒されるので、中毒や薬の副作用は肝臓に出やすいのです。

 

<肝臓の小さな世界>

さて、肝臓の大まかな形と場所・やっていることについて、ご理解いただけたでしょうか?

次は、もっと細かい世界のことを考えてみましょう。

肝臓の血液や栄養素の流れを模式図で書くとこのようになります。

まだ少しわかりにくいので、解説します。

肝臓には、ざっくりといえば4本の管があります。

①肝動脈

②門脈

③肝静脈(大静脈へつながる)

④胆管

です。

色分けした赤文字は肝臓に入っていく血管青文字は肝臓から出ていく管だと考えてください。

肝臓で起こる血液や胆汁の流れは、基本的に一方通行です。

赤い脈管を通して栄養分や毒素をたくさん含んだ血液が流れ込み

肝臓の細胞へ受け渡され処理を受け、

出来上がったものが青い脈管へと流され、全身や胆嚢へと送られます。

 

ここでイメージです。

赤い脈管と肝静脈は一通道路、胆管は水路、肝臓の細胞は建物だと思ってください。

そうです。肝臓はひとつの街のようなものです。

 

ここのイメージがあると、病気の説明もしやすいので、突拍子もない想像かもしれませんが

結構わかりやすいと自負しています笑。

 

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ここまで肝臓の機能・構造について説明してきましたがいかがでしたでしょうか?

なんとなくイメージできましたか?

 

 

結構ボリュームが多くなってしまったので、本題の病気編はまた次回にしたいと思います!

(→肝臓病ってなんなの?2 へ)

是非続けて見てください^^

榎原でした🤓

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