こんにちは!
だんだん、お正月の気分も抜けてきたでしょうか?笑
森のいぬねこ病院芋沢・川平ペットケアセンターも
昨日から通常通りに診察を開始しております!
年末年始は企業さんも、検査会社さんもお休みで
診察やフードのご購入時にご迷惑をおかけいたしましたが
こちらも来週頭には完全に通常営業となりますので
健康診断やフードの購入をご希望のかたは
是非お電話お問い合わせください^^
さて今日は、東洋医学の基本概念である
陰陽論【インヨウロン】
についてご紹介させていただきたいと思います。
なるべくわかりやすくを心がけます!
今回のブログのイメージの写真、ほとんどの方が見たことあると思います!
これは陽と陰が一つの円の中に混じり合って存在し、バランスを取っていること、
さらにその中にまた小さな二つの陰と陽があることも示しています。
陽とは何で、陰とは何でしょうか?
「一つの事柄は、すべて相反する陽と陰に分けることができる」
と中医学の基礎となる古典では述べられています。
相対的に見てイメージしてみてください。
活動的なもの、外在するもの、上昇するもの、
温かいもの、明るいもの、機能の亢進しているものは
陽です。
反対に、落ち着いていて静かなもの、内在的なもの、
下降するもの、冷たいもの、暗いもの、機能が衰えているものは
陰となります。
たとえば、
・空間→天(陽)と地(陰)に ・性別→男(陽)と女(陰)に ・時間→昼(陽)と夜(陰)に ・生理機能→興奮・亢進(陽)と抑制・低下(陰) ・キャラクター→ヒーロー(陽)と悪役(陰)
のように、物理的なもの、概念的なもの、生体ですらも
陰と陽に分けて考えることができます。
さらにこの陰と陽は、互いにルールの中でバランスを取り存在します。
ルール
-
- どちらかがなければもう一方も存在することはない
- 互いに制御しあって行き過ぎを抑制する
- 陰と陽は量的に変化し、一定の平衡を保つ
- どちらかが行き過ぎればもう一方へと質的変化をする
- 陰・陽はそれぞれをまた陰と陽に分けて捉えることもできる
4番めと5番目のルールが分かりづらいですね><
4番めのルールは、いわゆる燃え尽き症候群と例えられます。
やる気に満ちて燃え上がりすぎた(陽が極まった)あと、
急にやる気が出なくなる(それがすべて陰へ変化)やつです。
5番目のルールは、もう少しわかりやすいです。
例えば、パーティーは完全に陽ですよね?
だけど、その中でしょんぼり一人で飲んでる人がいるとします。
その人は陽中の陰です笑
陰と陽がバランスよく、このイメージ図のように
きれいに釣り合っている状態を、中庸といいます。
生体では、中庸=健康です
陰と陽が同じ割合で存在
反対に、
中庸が崩れ、陽が大きくなったり、陰が大きくなったりして
バランスが取れなくなってしまったら…
その状態が病気となります。
陰が多くなった人
私達臨床医は、患者さんたちの何が不足し、何が過剰か。
そしてそれが陰と陽、どちらに属するものなのか。
そんなふうに捉え、治療を試みます。
もちろん、全て陰と陽だけでやりきるのはとても無理なので、
東洋医学ではここから発展した五行学説や六淫弁証法など
様々な学説を診察に応用します。
陰陽論の面白いところは、決して医学に限った話ではなく、また宗教的なことでもなく
そもそもは哲学であったというところです!
仕事にもプライベートにも、この考えは応用できますのでぜひ皆さん
身近な陰陽を探して遊んでみてください笑
ここまで読んでくださった稀有な方に感謝いたします!
ありがとうございました(*^^*)