こんにちは!
最近、動物医療にも東洋医学を浸透させようと
奮闘中の榎原です笑
人では、C型肝炎の治療に小柴胡湯という漢方を利用したり
ガン患者の免疫力向上に十全大補湯という処方があったり、
当たり前のように漢方薬が治療のスタンダードになっています。
しかし、犬・猫ではどうでしょう?
獣医大学を卒業するまで、漢方の「か」の字も出てこないです泣
一生のうちに使う機会のない獣医師もいると思います。
人では葛根湯、命の母、ソルマック、ダスモック、小青竜湯…
薬局に行けば普通に買えるレベルで漢方が普及しています。
この違いはなんでしょう?
たぶん、答えは「よくわからないから」
だと思います。
・人では風邪のひき始め→葛根湯!
・二日酔い→ソルマック!
・生理痛→命の母!
なんていうふうに「経験」が知識となり、一度使ったことがある人であれば
使用をためらうことは少ないでしょう。
でも犬、猫では
「風邪ひいてたから葛根湯飲ませたらよくなったよー!」
なんて経験をお持ちのかたは多分いないでしょう笑
獣医師も獣医師で、
「下痢にはこっちの薬で効いたけど、漢方って効くのか…?やめとこう」
こんな実情があると思います。
でも、食わず嫌い、よくないですよね笑
しかも、効果があるのに使わないなんて勿体無い!
森のいぬねこ病院芋沢では、榎原が
ペット中医学研究会
に所属し
全国の中医学診療を行っている獣医師と勉強を重ねながら、
漢方を始め中医学を日々の診療に導入しております。
だから、「よくわからない」なんてことはありません!笑
西洋医学と中医学、どちらもうまく利用することで
より良い健康を作るためにこれからも日々情報発信をしてまいりますので
ご期待ください!
病院へいらした方はもちろん、是非ご気軽に中医療についてご質問くださいねー^^
次回は中医学の基礎的な理論である、
「陰陽論」
について話してみたいと思います!