こんにちは!芋沢院の榎原です☀️
うちの子供(4歳)の風邪がなかなかよくなりません😂
多分、このウイルスが落ち着いたら次はこのウイルスにかかって…
みたいな感じで次から次へと別の風邪をひいているんでしょうね。。
なので免疫を高めるためにR-1をヨーグルトメーカーで作って
毎日食べることにしてみました🤔
これで免疫力上がってくれるかなぁ。
さて、そんな風邪ですが
皆さんは、風邪をひいたらどうやって治してますか?
一口に風邪と言ってもいろんな症状がありますよね。
・咳
・鼻水
・喉の痛み
・下痢
・食欲不振
・嘔吐
・発熱
あなたの風邪はどこから?笑
私は熱や咳がある時は、しっかり休むことを心がけていますが
仕事の都合上、完全ダウンするわけにもいかないので
3日以上症状が持続するようなら
次の休みに病院へかかるようにしています😅
立っていられないほど辛い症状ならすぐ病院行きですが。。。
でもいざ病院に言っても、インフルエンザとか、コロナとか
特効薬のあるような疾患でもなければ
解熱剤と咳止め、気管支拡張薬、整腸剤、去痰剤
くらいしか出してくれないんですよね🤔
「抗生物質とか出さないのー泣」
って思ったこと、ありませんか?
実は、人医療の世界では、現在
抗生物質の適正利用について
厚生労働省が
かなり厳しい基準を設けています。
使っていい疾患や条件、その期間なども
病院ごとのガイドラインが作成されるほどです。
なので、軽い症状であったり、
細菌感染症だ!
とはっきりわかるような状況でなければ
抗生物質は処方されません。
(感染症にはウイルス・カビ・細菌・寄生虫と様々原因となる微生物がいて、
多くの抗生物質が効くのは細菌感染症と一部の寄生虫です。
ウイルスのほとんどには抗ウイルス薬はなく、抗生物質は効果なし!)
対して獣医領域ではどうでしょう?
結構、抗生物質を出された経験ってありませんか?
例えば皮膚炎、膀胱炎、下痢、咳などなど。。
いろいろな症状で抗生剤を処方されます。
私もかつてはよく処方していました。。
しかし、それも近年かなり見直されてきています!
例えば私は、軽度な皮膚の感染症(膿皮症)に対して、
最初から抗生剤を使用することは
ほぼありませんし、
感染を伴わないアトピー性皮膚炎に
抗生剤を処方することは全くありません。
また、下痢で抗生剤を処方するケースということも激減しました。
(しかし抗生剤で下痢が良くなるケースはかなりあるので
使いたくなる気持ちはわかります。。)
なんでこんなに抗生物質が使われるんでしょう?
それは、、
症状がこのまま続くのが不安だから
に他ならないでしょう😅
「抗生物質もらっとけば、なんか良くなるかも!」
て思いません?
獣医側も、
「抗生物質出しておけば、少なくとも治る確率は上がるだろう。」
という安心感があります。
結果、無治療での経過観察期間を設けたり、
副作用の少ない対症療法などをせずに
いきなり抗生物質の処方をするケースが増えました。
しかしそんな時代も終わりが近づいています!
耐性菌の出現や、腸内細菌叢(フローラ)の重要性
が取り上げられるようになったからです。
要は、抗生剤を使うメリットよりも
デメリットの方が目立ってきてしまったんですね😅
なので現在は
・抗生物質が必要な疾患(細菌感染症)であると診断がついたもの
・診断が難しい、あるいは診断を待つ余裕が無い状態の患者(子宮蓄膿症、腹膜炎など)
・経験的に抗生剤が効果的である疾患の可能性が高く、ガイドラインでも許容されうる場合(呼吸器疾患など)
に限り、可能な限り培養検査の結果に基づいて抗生剤を使用しております。
患者様にはもどかしいかもしれませんが
抗生物質の濫用は将来、耐性菌による難治性疾患の増加
腸内環境破壊による全身への影響
を招く恐れが高いと考えています><
何卒ご理解とご協力をお願いいたします。
ちなみに当院では、
抗生物質を使わない場合には
漢方薬や生活指導・サプリメントや外用薬の適切な使用など
患者様に負担が少なく、かつ、しっかりと治癒するためのご提案に
全力で取り組んでおります☺️
不安なのに、様子見ておけば治るよ。と突き放すことはしませんので
ご安心ください!