スタッフブログ

2023年09月16日  

投稿者:森のいぬねこ病院 スタッフ

動物のチョコレート中毒

こんにちは、森のいぬねこ病院 芋沢院の榎原です☀️

 

今日は定番のチョコレート中毒について最近ご相談があったので

ご紹介したいと思います^^


最も有名な食べ物中毒にも関わらず毎年数件の相談があります

チョコレート中毒は、おそらく動物を飼う殆ど全ての方がご存じかとは思います。

もういくつもの記事が出回り、読んだ事もあると思います。

今回は、そんなチョコレート中毒について、

もし食べてしまったとき、実際にはどうすればいいのか?

ということを中心に解説していきたいと思います!

まず、チョコを食べてしまった場合には、

慌てずに、その食べてしまったチョコレートの商品名、成分、量

そして本人の体重と食べた時刻を把握しましょう。

*もしチョコレート以外に複数の中毒物質が含まれている、
あるいは添加物の多いものは
仮にチョコレートによる中毒を起こさなくても
体調不良につながるかもしれません

 

!危険度!

【低】

ホワイトチョコを食べたのであれば、

板チョコ一枚(50g)食べていたとしても、

まず中毒の心配はありません。

 

【中】

中ミルクチョコであれば体重5kgの子で

軽度の中毒症状を起こすかどうかです。

 

【高】

ダークチョコレートやココアパウダーは例え板チョコ半分、

ココア1杯であっても中毒を発症する可能性があります。

 

<中毒を発生する危険性が高い量を食べてしまった場合>

食べた後3時間以内であれば吐かせることができますのですぐに病院へ!

それ以降でも中毒発症の前に病院へ向かいましょう。

 

病院へ行く目安(表

体重 ミルクチョコ ダーク(カカオ70%のもの) ココアパウダー
2.5kg 板チョコ半分(25g) 個包装1.5枚(約7g) 小さじ1/2杯
5kg 板チョコ1枚(50g) 個包装3枚(約14g) 小さじ1杯
10kg 板チョコ2枚 個包装6枚(約28g) 小さじ2杯
20kg 板チョコ4枚 個包装12枚(約56g) 小さじ4杯

 

ココアパウダーは例え少しでもかなり危険ですので、

使ったものを摂取したら必ず病院へ行ったほうが良いでしょう。

 

もちろん、上記に当てはまらない量であっても心配であればまず病院へ、

そして食べた後あまり時間が経っていなのであれば

吐かせてあげる事もできますのでなるべく早いご決断を!

 


 

さらっとした情報ですが

これを知っているとパニックになったり、

逆に中毒を起こしてしまうまで様子を見てしまう、

といったことが減ってくれると思います^^

 

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