こんにちは、森のいぬねこ病院 芋沢院の榎原です☀️
今日は定番のチョコレート中毒について最近ご相談があったので
ご紹介したいと思います^^
最も有名な食べ物中毒にも関わらず毎年数件の相談があります
チョコレート中毒は、おそらく動物を飼う殆ど全ての方がご存じかとは思います。
もういくつもの記事が出回り、読んだ事もあると思います。
今回は、そんなチョコレート中毒について、
もし食べてしまったとき、実際にはどうすればいいのか?
ということを中心に解説していきたいと思います!
まず、チョコを食べてしまった場合には、
慌てずに、その食べてしまったチョコレートの商品名、成分、量、
そして本人の体重と食べた時刻を把握しましょう。
*もしチョコレート以外に複数の中毒物質が含まれている、
あるいは添加物の多いものは
仮にチョコレートによる中毒を起こさなくても
体調不良につながるかもしれません
!危険度!
【低】
ホワイトチョコを食べたのであれば、
板チョコ一枚(50g)食べていたとしても、
まず中毒の心配はありません。
【中】
中ミルクチョコであれば体重5kgの子で
軽度の中毒症状を起こすかどうかです。
【高】
ダークチョコレートやココアパウダーは例え板チョコ半分、
ココア1杯であっても中毒を発症する可能性があります。
<中毒を発生する危険性が高い量を食べてしまった場合>
食べた後3時間以内であれば吐かせることができますのですぐに病院へ!
それ以降でも中毒発症の前に病院へ向かいましょう。
病院へ行く目安(表
体重 | ミルクチョコ | ダーク(カカオ70%のもの) | ココアパウダー |
2.5kg | 板チョコ半分(25g) | 個包装1.5枚(約7g) | 小さじ1/2杯 |
5kg | 板チョコ1枚(50g) | 個包装3枚(約14g) | 小さじ1杯 |
10kg | 板チョコ2枚 | 個包装6枚(約28g) | 小さじ2杯 |
20kg | 板チョコ4枚 | 個包装12枚(約56g) | 小さじ4杯 |
ココアパウダーは例え少しでもかなり危険ですので、
使ったものを摂取したら必ず病院へ行ったほうが良いでしょう。
もちろん、上記に当てはまらない量であっても心配であればまず病院へ、
そして食べた後あまり時間が経っていなのであれば
吐かせてあげる事もできますのでなるべく早いご決断を!
さらっとした情報ですが
これを知っているとパニックになったり、
逆に中毒を起こしてしまうまで様子を見てしまう、
といったことが減ってくれると思います^^