スタッフブログ

2024年05月24日  

投稿者:森のいぬねこ病院 スタッフ

仔猫や迷い猫を見つけたらしてもらいたいこと。

こんにちは!芋沢院の榎原です☀️

 

季節柄、繁殖期で生まれた子猫が病院へ来ることが多い

今日この頃です🐱

 

・子猫を拾ったのですがどうしたらいいですか?

・外で飼っていた、餌付けをしていた猫が子供を産んだ様なのですが

どうすれば良いでしょうか?

 

この様な質問は年中ありますが、

特にこの頃増えます🤔

 

ですが申し訳ないことに

当院の性質上、保護する前の段階の相談やご助力は難しい

と言うのが正直なところです。

 

地域猫保護活動、子猫の保護に関してのご質問は余裕がある様でしたら

公益財団法人 日本動物愛護協会

こちらのホームページなどで情報収集を行っていただく事を強くお勧めします。

 

当院はTNR活動助成金等の保護活動に参画しておりませんので

場合によってはご助力が難しいケースがございます。。

適切な団体・病院様へスムーズな連携を取るためにも

まずは保護活動というものがどの様なものなのか、

ご覧いただければと思います。

 

そうは言っても、保護してすぐにこの記事を見てくれる人はそう多くはないでしょう。

そう言う場合にはどこかお近くの病院や、思いついた団体へ電話で相談されることと思います😅

 

もし当院へ電話で相談された場合にはこの様な対応になります。

<受け入れ可能な場合>

以下の様な方は当院での受け入れが可能です。

・今後ご自宅で向かえることが確定している

・医療費、生活費などを含め責任を持った飼育が可能である

この様に今後飼育の意思が決定的であれば、

当院への受診をお願いしており、ワクチンや予防、生活について

必要な指導をさせていただきます。

 

<受け入れが難しい場合>

しかし、以下の様な場合には当院での対応は難しいです。

・保護をするか迷っているので保護活動を手伝って欲しい

・自宅で飼うつもりはないが、限定的な医療行為を行って欲しい。

・保護したが自宅では飼えないので相談したい。

など

以上の例の様に、十分な覚悟と準備がない場合にはまずは

動物愛護協会・一般の保護団体などへの相談をお勧めします。

あなたがどうすべきかの道筋を、

経験豊富なスタッフが示してくれると思います。

 

厳しい意見かもしれませんが、「動物の保護」は簡単なものではありません。

保護する個人にも、受け入れる病院や団体・設備にも

それなりのノウハウや準備、心構えを必要とする

「行動・事業」です。

下手に個人が動くよりも、そういった事を主として行っている

団体へ任せることが確実なことが多いという事を

認識しましょう。

 

 

願わくば、事故や無計画な繁殖により

不幸な結果になる動物が一匹でも減ってくれる事を祈ります。。

©森のいぬねこ病院