2018年04月10日  

狂犬病予防接種は必要?

こんにちは!!院長の西原です。

前回のブログでは、

狂犬病予防接種は動物病院で!!

とお伝えしました。

 

しかし、昨今では、

「狂犬病予防接種は必要ない」

という意見もありますし、

実際の狂犬病予防接種の接種率は

高いとは言えません。

 

ですので現状として

接種率が低い中で、

・狂犬病の発生はないこと

・狂犬病予防接種の副作用で亡くなる犬がいること

を踏まえると、予防接種不要という意見も

わからなくもないです。

 

しかし、2013年にあの出来事があってから、

それに対する狂犬病予防接種反対派の

論理的な主張

をほとんど見かけなくなりました

(反対だ!!という主張のみは未だにあります)。

 

その2013年の出来事とは・・・

台湾での狂犬病の発生

です。

 

それまで、台湾は日本と同じく、

狂犬病の発生のない清浄国

でした。

しかしそれが2013年に突然発生し、

それは今でも続き、

実際に人間にも感染する事態と

なっています。

 

なぜ台湾で狂犬病が発生したのか

未だにはっきりした原因はわかっていません。

日本と同様に検疫は行っていましたし、

日本と同じ島国ですので、陸伝いに

狂犬病が侵入したとも考えにくいです。

 

つまり、台湾で起きたことが、

日本でも起こりうる可能性は

全く否定できていないのです。

 

このような状況の中で、

狂犬病予防接種反対派の

論拠ある反対理由を

私なりに探してみましたが、

見つけることができませんでした。

 

というわけで、現状では、

やはり狂犬病予防接種は必要

なのではないでしょうか。

 

それどころか、台湾の事例からは、

犬だけでなく他の哺乳動物も必要

なのではないでしょうか。

^^^^^^^^^^

もちろん、こういった議論は、

あくまで議論です。

今は法治国家日本において、

犬に狂犬病予防接種は必須

ですので、ご自身の意見とは関係なく、

予防接種は必ず受けるようにしてくださいね。

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