2017年11月15日  

病気治療と重度歯周病

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休診日のお知らせ

【ヒルサイド院】
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芋沢院
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皆様にはご迷惑をおかけいたしますが、
ご理解のほどお願い申し上げます。
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こんにちは!!
森のいぬねこ病院では、現在、
様々な病気のワンちゃん、
猫ちゃんが入院しています。

しかし、多くのケースで、
ある問題のために、
治療に非常に苦労しています。



病気治療を困難にする厄介な『歯周病』

ある問題、
それは、
『重度の歯周病』
です。

入院している動物さんの病気は、
一頭一頭異なるのですが、
重度の歯周病が
ありとあらゆる邪魔をして、
治療を困難にしています。

歯周病ですので、口が痛くて、
ごはんを食べることができない
のはもちろん、

歯周病は全身にも影響しますので、
歯周病の炎症が、
全身の免疫力を弱めていたり、
貧血や血液中のタンパクを減らしたり、
様々な弊害をもたらしています。

歯周病の早期治療で快適な健康生活を!

普段から、
歯周病の対策さえできていれば、
たとえ病気になったとしても、
治療への反応の良さ、回復の早さは
明らかに良くなります。

つまり、歯周病対策さえできていれば、
動物さんが苦しい思いも半減します。

歯周病対策は、
すでに歯周病を患っている場合は
『全身麻酔での歯科治療』
が必要です。
しかもただ歯石を取るだけでなく、
歯科レントゲンや、抜歯など、
必要なステップを全て行うことです。

また、歯周病治療後の動物さんや、
まだ歯周病にかかっていない動物さんは、
歯ブラシによる歯周ポケットのケア
が重要です。

何れにしても、まずはあなたの大切な
パートナーがどんな状態なのか、
動物病院でチェックしてもらうようにしましょう♪

歯周病リスク>>>麻酔リスク

ちなみに、1歳以上の犬猫の多くが、
すでに歯周病を患っているというデータもあります。
素人判断で、歯周病対策が遅れると、
多くの歯を抜歯せざるを得なくなります。

精密な歯科健診には、全身麻酔が必要ですが、
歯周病を放置するリスクに比べれば、
全身麻酔のリスクは非常に低いです。

最初に書きましたように、
歯周病のために他の病気の治療も
困難になってしまいます。
そして、現実にそんな動物さんが、
多く入院し、治療に耐えています。。。

一方、全身麻酔のリスクは、
十分な事前検査と、
近年のより安全性の高い麻酔を使えば、
麻酔事故の割合は10万分の1
と言われています。

ぜひ、将来、辛い思いをさせないためにも、
歯周病対策には積極的に
取り組んでいただければと思います。
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