2015年11月12日  

無麻酔スケーリングの事実

こんにちは!!

日、私個人のFacebookに、他院さまご投稿の「無麻酔スケーリングはとっても危険」という記事をシェアさせていただいたのですが、それはそれは多くの反響がありました。
「無麻酔スケーリングが危険だなんて知らなかった」
「うちの子、無麻酔スケーリングしてるけど大丈夫かしら?」
「歯の治療に全身麻酔なんてあり得ない」
などなど。
詳細はぜひ先日の投稿をご確認ください(あ、もちろんfacebookお友達申請大歓迎です。ちなみにFacebookの投稿は時間が経つとなくなるみたいなので、早めにチェックすることをオススメします)。

ちろん、美容処置としての無麻酔スケーリングはありなんですが、これまでの経験から、いくら「美容処置であって決して歯周病治療にはならない」とお伝えしても、どうしても伝わりません。
それはもちろん全身麻酔のリスクに対する抵抗がある、ということなんでしょうけど。。。

かしまた、これも私の経験なんですが、そうやって無麻酔スケーリングを続けた結果、ほぼすべてのケースで歯周病が進行してしまうのですが、その時点でほとんどの方が「無麻酔スケーリングしっかりやってたのに、なんで歯周病が進行するの?」とおっしゃいます。。。
ですので、個人的には美容目的であっても無麻酔スケーリングは否定的になりました。。。

ちろん、歯周病の「予防」は全身麻酔は不要で、日々のご家庭でのブラッシングで対応できます。しかし、それも歯周病にかかっていないか、あるいは歯周病をきちんと治療した動物のお話です。
すでに歯周病にかかっているワンちゃんや猫ちゃんは、まず治療しないことには予防もできません。そして残念ながら、成犬の8割以上、そして猫の場合は9割以上が歯周病といった口腔内の異常を持っていると言われています。
ですので、まずはしっかりと歯周病を治療する必要があるのです。

なみに、歯周病を治療するにあたり、ものすごく勉強熱心な飼い主様から「ある動物病院では、“獣医師のみの歯科治療は危険”“人間の歯科医師とのコラボレーションが必要”と言っている動物病院があるけどどうなの?」というご質問をいただいたことがあります。
ちなみに私も歯科医師の先生とは定期的に意見交換(ほとんどご指導いただいているのですが)させていただいていますが、明確な結論はわかりません。
というのも、動物の歯科に関しては私もまだまだ勉強が足りず、こういったブログで発言するほどのレベルには達していないからです。
とはいえ、諸事情を抜きにすれば、色んなことは言えると思いますが、それはここでは申し上げられませんので、こちらで・・・(笑)

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
森のいぬねこ病院
http://morinoinuneko.com/

森のいぬねこ病院Hillside
http://morinoinuneko.com/hillside/

森のいぬねこ病院LINE@
ID: msp1206d

院長 西原克明のfacebook
https://www.facebook.com/katsuakin
(お友達申請大歓迎です!!)
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
にほんブログ村 その他ペットブログ 動物病院・獣医へ

動物病院・獣医 ブログランキングへ

©森のいぬねこ病院