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フィラリア予防薬は、
蚊が発生する時期＋1ヶ月
きちんと投薬すれば、
予防効果は
100%！！
です。

しかし、毎年、必ず、
「言われた通りに、きっちり投薬したのに、フィラリアに感染していた」
という話を一度は耳にします。
（中には、飲ませたつもりが、
こっそり吐き出していた、
というようなこともありますが）

100%予防できるお薬なのに、
フィラリア症にかかってしまう・・・

それはなぜでしょう？？

あなたは
HDU
という言葉をご存知でしょうか？

Heart worm development hear unit
の略で、フィライリア予防薬の
投薬期間を設定するための
目安となるものです。

このHDU、平均気温をもとに
算出されるのですが、
じゃあ2016年はどう？
って聞かれても、実は、当然ながら
未来の平均気温は誰もわかりません。

なので、普通は過去のHDUを参考に、
その年の予防期間を設定します。

でも本当にその予想って正しいのでしょうか？

つい先日、とある企業さんが、
HDUを用いた、過去数年と2015年の
フィラリア予防期間の比較
というものを公表していました。

2015年の予防期間は、
2014年以前の予防期間を参考に設定します。
じゃあ実際のところ、その2014年以前のデータと、
2015年の実際の平均気温で計算した
本当の予防期間と
比べたらどうだったの？
ということなのですが・・・

残念ながら、
予想は大きく外れていました。

つまり、HDUに基づく予防期間、
きちんとフィラリア予防薬を
飲ませても、感染するリスクはある、
ということになります。

もちろん、HDU自体、
あくまで推定値なので、
実際の設定期間は、
余裕を持って行われています。

でもじゃあ、その「余裕を持って」
ってどのくらいなの？
その「余裕」で本当に予防できるの？

せっかくお薬の効果は100%なのに、
予防期間の設定で曖昧になってしまう・・・

じゃあどうすればいいのでしょう？

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