スタッフブログ

2024年01月20日  

投稿者:森のいぬねこ病院 スタッフ

輸血の準備ークロスマッチ試験

こんにちは!芋沢院の榎原です☀️

 

今日は輸血が必要な子のために

血液型適合試験ークロスマッチ試験

というものをやりました。

 

何個か前のブログで、

犬の血液型は重要なものはひとつで

DEA1.1(+)と(-)

だと触れましたが、

実際にはそのほかにも色々な分類型があります!

DEA1.2とかとか…

それら全てを判定して血液型適合か判定するのは

労力が果てしないので、

基本的にはDEA1.1が+かーかだけ調べたら

あとは実際に

輸血を提供する犬(ドナー)

輸血を必要とする患者(レシピエント)

血液を混ぜ合わせて

免疫反応が起こるかどうかを判定します

 

簡単な説明を画像付きでどうぞ↓

左2本はレシピエントの血漿と赤血球、右2本はドナーのもの

レシピエント血漿とドナー赤血球を混ぜます(主反応試験)
ドナーの血漿とレシピエントの赤血球を混ぜるパターンもやります。(副反応試験)

血球が塊状になっていかないことを顕微鏡で確認します。
なっていなければ適合です。

塊状になった(適合しない)例です

 

これがクロスマッチ検査です。

 

 

もし適合しない血液を輸血してしまうと

免疫反応によりせっかくいれた血液が破壊されてしまうばかりか

アレルギー反応により、状態を悪化させてしまう危険性があります。

DEA1.1+の血液を-に輸血すると特に危険⚠️

 

それを防ぐための大切な検査がクロスマッチです。

 

当院ではこれを行なって大丈夫と判定したドナーから

必要な血液を採血(供血)させていただき、

新鮮な血液として当日のうちに輸血しています。

 

ちなみに救急病院大学病院などの二次診療施設では

濃厚赤血球液新鮮凍結血漿といった

成分輸血もすることができ、

重症動物への対応がより迅速に、

適切にできるような体制を整えております。

 

しかしながら、当院のような一次診療施設では

そのような準備をする設備や供血犬の

確保が難しいため、

輸血が必要となったらその都度

知り合いや患者様に協力を要請して

輸血を行う必要があります><

 

命をつなぐためにも、

大切な輸血ですが

その実施のためのハードルは高く

今回も準備を進めてくれるスタッフや

協力してくださる動物さん・飼い主さんに

たくさんお世話になりました。。

感謝しかありません😭

 

あとは回復を祈って治療を頑張るのみです💪

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