スタッフブログ

2024年01月28日  

投稿者:森のいぬねこ病院 スタッフ

皮膚疾患の食事管理(その1)

こんにちは!芋沢院の榎原です☀️

 

毎週日曜日の午後は予約が少ない芋沢です🤔

ゆっくり話したい方は狙い目ですね😅

 

さて今日は、説明することが多いお話しを

カンペ的に書いておこうと思います。

皮膚疾患の時の食事のお話しです📖

 

長くなるので、2〜3回にわけます😅


皮膚病の時の食事管理

皆さんは皮膚病といえば何を思い浮かべますか?

脱毛とか、皮膚の出来物とか、

いろいろありますが

病院にかかる理由で最も多いのは

皮膚の痒み

ではないでしょうか?

 

かくゆう私も、アトピー性皮膚炎、アレルギー性皮膚炎

なので、年中痒みに悩まされ、病院通いです😢

 

そんな皮膚の痒みなどの時に、お薬だけもらって

終わってはいませんか?

 

その治療、間違っているかもしれません✋

 

特に、ただ痒いという訴えに対し

アポキル(かゆみ止め)とか、

プレドニゾロン、さらにいえば免疫抑制剤

を検査もなくいきなり処方されている場合。

ちょっと待った!!

です。

(実はうちのゴローさん、当時のかかりつけさんで

いきなり免疫抑制剤を出されて

1年以上飲まされていた過去があります。

全然良くなってませんでした😂)

 

痒みの原因にはいろいろあります。

・一過性の刺激(物理刺激、化学物質による炎症性刺激過敏症など)

・感染症(細菌、真菌(カビ)、寄生虫

・アレルギー(アトピー性皮膚炎環境アレルギー食物アレルギー

自己免疫疾患

腫瘍性疾患

・精神疾患(ストレス、心因性、掻いているが痒みではない時も)

 

しかし、このうち

本当にステロイドや免疫抑制剤などによる

長期的な痒み止め内服が必要な疾患は、

アトピー性皮膚炎、環境アレルゲン

くらいです。

(赤字は治療にステロイドが必要なことがある疾患
青はステロイドを短期的に使用することがある疾患です)

自己免疫疾患や腫瘍性疾患もステロイドや免疫抑制剤を必要としますが

それは痒み止めとしてというよりむしろ

根本的に治療のために必要だからであって、

診断がついていないうちに使うことはほとんどありません。

(試験的治療やひどい痒みに対する対症療法的使用の場合はある)

 

 

前置きが長くなりましたが、

痒みの治療→いきなりステロイドや抗生剤!

ではなく

まずはしっかりとした見極め・検査・診断が必要です

その上で、痒み止めを使用するとしても

必ず漸減・中止を試みます。

場合によってはステロイドや痒み止めに頼らなくとも

痒みの管理が可能かもしれません。

 

この辺のお話って、もう耳にタコができるほどしてますね😅

でも大事なんです!

 

そのための方法として

①スキンケア

②環境整備

③食事管理

が大切になります。

 

と言うわけで次回は③食事管理について重点的にお話ししようと思います!

 


写真は私が数年前食べた

那須のステーキ屋さんのお肉ですね🍖

 

よだれ出てきます、、

©森のいぬねこ病院