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投稿者:森のいぬねこ病院 スタッフ

会陰部のヘルニア3

こんにちは、芋沢院の榎原です☀️

 

先日はすごい積雪でしたね💦

普段使うミニバンはパンク事件ですでに夏タイヤなので、

代わりの軽自動車に乗ってますが

この道ではスリップが怖いです😱

 

ミニバンやSUVの安定性を身をもって体感ですね。。

 

さて今回は前回に引き続き会陰ヘルニアのお話です

第1回目では用語の説明

2回目は場所とどんな病気かという説明をしました

 

今回は病気のもう少し詳細な情報を話してみようと思います。

今日は緊急手術で少し体力が笑


会陰ヘルニアの症状

先日、腸や膀胱が出てしまうことを解説しましたが

もし、症状が表れるとしたら

①排便障害(出し渋り、便秘、血便など)

②排尿障害(血尿、排尿がない、排尿痛など)

が最も困る症状です。

*特に排尿ができないような場合は重症

 

そのほか、

・おしりの周囲の盛り上がり、蓄膿、液体貯留

・脱出した組織の炎症による痛み

・排尿障害が持続した場合の腎障害

・排便困難が持続した場合の食欲不振嘔吐

 

などが挙げられますが

基本的に脂肪や液体のみが出ている場合には

明らかな症状を示しません。

もし腸や膀胱が脱出してしまった場合には

時には緊急的な症状を出してきますので

注意と認識が必要です。

 

会陰ヘルニアの原因

直接的な原因は

「会陰部の筋肉が薄くなること」

です。

しかし、そうなってしまったもっとも根本的な原因は

実のところまだはっきりとはわかっていません。

現在疑われていることとして、

未去勢であること(男性ホルモンの影響)

神経の障害

遺伝

などがおこりやすくなる要因として挙げられています。

また、

クッシング症候群など筋肉が痩せる疾患

・お腹の圧力が高まるような腹腔内腫瘍の存在

・腹圧が高まるような呼吸器の障害

などがあると、筋肉が薄くなる状態が軽度であっても

臓器の脱出に結びついてしまう

と考えられています。

 


実はまだ原因はよくわかっていないこと

症状などはどんなものがあるのか、

今回はそんなところが伝えられたらと思います^^

 

次回はいよいよ治療について書き始めます!

 

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