スタッフブログ

2023年10月02日  

投稿者:森のいぬねこ病院 スタッフ

暑い日のお散歩対策ー熱中症に気をつけて

こんにちは、森のいぬねこ病院芋沢院の榎原です☀️

 

最近ようやく夜は涼しいですが、今年は歴史的な暑さということで

本当に厳しい暑さでしたね><

 

わんちゃんの散歩はいけなかった、

あるいは夜に行くことにしたなど

結構困ってしまったのではないかと思います。

 

というわけで今回は、

わんちゃんのお散歩で

どうする?暑さ対策!

をテーマにお話ししたいと思います^^


お散歩時のおすすめ暑さ対策

 

その1涼しい時間にいくべし。

当たり前のことですみません🤣

ですがやはり最も効果的と思います。

というのも、人が我慢できるほどの暑さでも

アスファルト近くを歩くワンちゃんは

輻射熱により、それ以上の温度にさらされています。

その温度は70度近く。

ずっとサウナの中にいるようなもの。

しかも犬種によってはウェットスーツを着て。。。

我慢にも限界があります

暑い時間に散歩しなくて済むようなら、

しなくて良いでしょう。

 

その2こまめな避暑&水分補給

サウナの例えで言うなら、

3分から5分おき、長くとも10分おきには日陰などで

休ませつつしっかりと水分補給をさせましょう。

今ではわんちゃん用の経口補水液も売っていますので

真水よりそちらを利用することもOK

きゅうりやすいかなど、清熱生津作用のある食材を

使ったデトックスウォーターなんかも良いでしょう。

 

いつもの散歩コースに日陰が少なければ、

散歩コースを変えることも

良い提案でしょう。

 

その3ネッククーラーや保冷剤をうまく使う

嫌がってしまうわんちゃんもいるかもしれませんが、

首・脇を冷やすと効率的に体温を下げることができます。

すぐにパンティング(犬呼吸)をしてしまう

わんちゃんは常に暑さを感じていると思って、

積極的に体を冷やすことを補助してあげると良いと思います。

背中やお腹ではなく、首の左右とわきの下を冷やすのがポイントです!

 

その4靴を履かせる

これは実際に飼い主様がやっている方法を聞いて

なるほどなと思ったのでご紹介させていただきます^^

先ほども述べたように、アスファルトの暑さで肉球が

痛んでしまうのを防ぐために、靴を履かせる

という方法です。

確かにこれで暑さをしのげるとは思いますので、バリア機能の弱った

老犬や、肉球の弱い小型犬には有効かもしれません🤔

でもどの子でもつけさせてくれるわけではないので

嫌がらずつけてくれるかどうかによりますね!

肉球からいろんな感覚を感じとるので

犬に靴はよくないという意見もあるのですが

現代のわんちゃんには適さない考えかもしれません。

うちの子は肉球が弱い、暑い地面から守りたい。

そんな気持ちを否定する根拠はないと思いますので

わんちゃんが許せばぜひ使ってあげてください!

 

その5体を濡らす

これも短時間的に体を冷やし、気持ちよく、

水遊びが好きなわんちゃんにはとても効果的でしょう^^

ただし水嫌いなわんちゃん・皮膚の弱いわんちゃん

大人しくなく体をふかせてくれないわんちゃん

老犬などは注意が必要です。

しっかりと乾かしてあげないと皮膚炎や逆に体力を奪う結果となる

危険性があります⚠️

また、水道代・乾かす時間・洗い物・片付け・・・

飼い主様が疲弊する恐れがあります🤣

お互い楽しめる範疇でやるのがいいと思いますので

毎回濡らすなんてワイルドなことは

おすすめできないかも?

 

 

最後にお願い。

今年の暑さで、当院でも残念ながら

熱中症となり命を落としてしまったわんちゃんが

数頭、いらっしゃいました。

 

3月から10月は短時間でも車の中の放置は絶対ダメです

暑くないからといって少しだけなら。。

と思うことも

一生の後悔を残すかもしれません。

また、屋外で暮らしているわんちゃんも

十分に避暑地・水飲み場を整備してあげてください。

自然の動物は自分から移動してそういった場所を探しますが

限られた場所にしか行けない子達には、

あなたの作る環境が全てです😢

最大限の注意をよろしくお願いいたします!

©森のいぬねこ病院