皆さんこんばんは!
今回は1週間で頑張って更新しようとしている榎原です!
今日はお家のネコちゃんが夜寝ないとお困りのスタッフ
Sさん(オレンジ)の相談で、
漢方薬を使ってみたら落ち着いてくれましたよ!
というお話です^^
Sさんの愛猫こまちちゃんは、昔から夜によく鳴く子だったらしいのですが
ここ最近はそれがとにかくひどくて、
夜中の2時をすぎると押し入れに向かって狂ったように鳴く
それが3時間もの間続くので全く寝れない。
とSさんは非常に困っていました。
(しかも押し入れに向かってだから霊的なものでは,,と怖い。。
ジルケーンというサプリや、フェリウェイという安心作用のある
フェロモン製剤を使ってもあまり改善は見られず、
それならばと漢方薬を提案してみました。
こまちちゃんの性格や状態をよく聞くと、
実は数年前に比べて怒りっぽくなった。
引っ越しで部屋が変わった、同居猫が増えた、など
ストレスを抱えているということがわかりました。
また、比較的寒くなると症状は落ち着き、
暑い時期はひどくなるとのことです。
さて、西洋医学的にはただの問題行動ですが
中医学では面白いことに、こんなこまちちゃんにピッタリの証があります。
こまちちゃんの証は
肝陽上亢証
というものではないかと弁証しました。(弁証とは中医学の診断のこと)
肝陽上亢証というものは、
肝臓の陰が不足したために陽気を抑えることができなくなったため、
肝臓の陽気が上部に亢進している病証を指します。
イライラや怒りっぽさ、不眠や多夢、足腰のだるさを症状として呈します。
肝臓はイライラなどの感情に関係する病証が多いです。
治療としては、イライラを抑え亢進した肝陽を落ち着かせる
養心安神・清肝降火作用のある漢方薬と
不足した陰を補い肝臓を養う
滋陰潤燥・補益肝腎作用のある漢方薬とを
服用することにしました。
すると驚くことに、服用後から1週間以内に効果は現れたようで、
Sさんが休みで日中一緒に入れる日はストレスが少ないのか夜はぐっすり、
仕事の日も激しく鳴くことはなくなり、
怒ってシャーっとなく姿を殆ど見なくなったそうです!
漢方薬がなかったら夜鳴きで困ってる場合、
鎮静剤等を使うなど、体に負担がかかるのでは?
という選択肢をとらざるを得ないこともありますが
今回のケースのように、体質を改善することで治る
というのは非常に良い例だなと感じました!
この成果報告がSさんの忖度で無いことを願います笑