皆さん、こんばんは!
最近は結構暖かくなってきましたが
昨日今日は雨降りで朝はまだすこし寒いですね。
昨日は病院は休診だったのですが
入院の患者さんのお世話で内海先生と
病院へ顔を出してました!
副院長の榎原です。
そんな昨日から、ちょっと咳がひどく
寒気や頭痛がしたりと
体調もよくなかったので
あー、風邪かなぁと思い
はちみつ葛湯を作ってみました!
作り方は簡単で
⚫薬局などで売っている葛粉大さじ1杯弱
⚫カップ一杯のお水をお鍋にかけて葛粉を溶かす
⚫透明になってとろみが付いたら鍋から降ろしコップへ
⚫はちみつをお好みの量(ぐるぐると3週くらい)入れる
以上!
葛湯はあんまり味がなくて美味しくは無いですが
はちみつを入れると少し甘くなって飲みやすいです^^
葛粉とはちみつにはそれぞれ薬膳効果があって
今回、咳と寒気がしたのでこれを使って治すことにしました!
⚫葛粉の薬膳効果
清熱、生津、解肌、昇陽、止瀉、透疹
肌から邪気(今回の場合は寒気=寒邪)を追い出し、津液(水分)を生み出します。
昇陽、止瀉とは気を上昇させることで下痢を止める作用です。
⚫はちみつの薬膳効果
和中、止痛、潤肺、止咳、潤腸、通便、潤膚、解毒
食欲不振、空咳、便秘などに効果を期待できます。
肺、腸、皮膚などに潤いを与え乾燥を防ぎます。
今回、お部屋が乾燥していたため明け方に咳が出て
その後ひどくなり悪寒、頭痛となったので、
まず寒邪を追い出し消耗した津液を補充する葛根を
使ってみました。
(熱はなかったので量は少なめ。)
悪寒がひどければ散寒解表作用や殺菌作用の強い、
生姜を加えるのがいいかなと思います。
葛根と組んで寒さを追い出し、津液を体へ送る効果が期待できます。
僕はもともと乾燥肌の上、症状が強くなるのは
明け方エアコンのせいで乾燥したときや、
エアコンをつけっぱなしで乾燥気味の病院へ行ったときに
ひどくなったので
はちみつを加え潤いパワーをアップさせました。
止咳効果もあるのでより症状が楽になります^^
おかげで今日はつらい咳はなく、
寒気も取れました!
なので今日も飲んで寝ようと思います^^
漢方や解熱剤に頼らなくとも
風邪のひきはじめ、感冒には身近な食材で
調子を整えることができます。
わんちゃんへの応用は可能なんですが、
わんちゃんの咳は感冒ではなく
心臓病や肺病がひどい場合が多いので
咳が出てる場合自宅療養ではなく
病院へのご相談をオススメします!
今日は人の中医学のお話でしたー^^