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2019年02月20日  

投稿者:榎原陸

はちみつ葛湯

皆さん、こんばんは!

最近は結構暖かくなってきましたが

昨日今日は雨降りで朝はまだすこし寒いですね。

 

昨日は病院は休診だったのですが

入院の患者さんのお世話で内海先生と

病院へ顔を出してました!

副院長の榎原です。

 

そんな昨日から、ちょっと咳がひどく

寒気や頭痛がしたりと

体調もよくなかったので

あー、風邪かなぁと思い

 

はちみつ葛湯を作ってみました!

 

作り方は簡単で


⚫薬局などで売っている葛粉大さじ1杯弱

⚫カップ一杯のお水をお鍋にかけて葛粉を溶かす

⚫透明になってとろみが付いたら鍋から降ろしコップへ

⚫はちみつをお好みの量(ぐるぐると3週くらい)入れる


以上!

 

葛湯はあんまり味がなくて美味しくは無いですが

はちみつを入れると少し甘くなって飲みやすいです^^

 

 

葛粉とはちみつにはそれぞれ薬膳効果があって

今回、咳と寒気がしたのでこれを使って治すことにしました!

⚫葛粉の薬膳効果

清熱、生津、解肌、昇陽、止瀉、透疹

肌から邪気(今回の場合は寒気=寒邪)を追い出し、津液(水分)を生み出します。

昇陽、止瀉とは気を上昇させることで下痢を止める作用です。

 

⚫はちみつの薬膳効果

和中、止痛、潤肺、止咳、潤腸、通便、潤膚、解毒

食欲不振、空咳、便秘などに効果を期待できます。

肺、腸、皮膚などに潤いを与え乾燥を防ぎます。

 

今回、お部屋が乾燥していたため明け方に咳が出て

その後ひどくなり悪寒、頭痛となったので、

まず寒邪を追い出し消耗した津液を補充する葛根

使ってみました。

(熱はなかったので量は少なめ。)

悪寒がひどければ散寒解表作用や殺菌作用の強い、

生姜を加えるのがいいかなと思います。

葛根と組んで寒さを追い出し、津液を体へ送る効果が期待できます。

 

僕はもともと乾燥肌の上、症状が強くなるのは

明け方エアコンのせいで乾燥したときや、

エアコンをつけっぱなしで乾燥気味の病院へ行ったときに

ひどくなったので

はちみつを加え潤いパワーをアップさせました。

止咳効果もあるのでより症状が楽になります^^

 

 

おかげで今日はつらい咳はなく、

寒気も取れました!

なので今日も飲んで寝ようと思います^^

 

 

漢方や解熱剤に頼らなくとも

風邪のひきはじめ、感冒には身近な食材で

調子を整えることができます。

 

 

わんちゃんへの応用は可能なんですが、

わんちゃんの咳は感冒ではなく

心臓病や肺病がひどい場合が多いので

咳が出てる場合自宅療養ではなく

病院へのご相談をオススメします!

 

 

今日は人の中医学のお話でしたー^^

©森のいぬねこ病院