スタッフブログ

2023年12月17日  

投稿者:森のいぬねこ病院 スタッフ

アンチエイジングのツボー足三里

こんにちは!芋沢院の榎原です☀️

 

いよいよ雪が降ってきてしまいましたね!

私はギリギリタイヤ交換が間に合ってます😂

 

芋沢へ来られる方は雪が深いこともありますので

いつもより少しお早めに家を出発するか、

危なければ無理をせず、病院までご連絡くださいね。

急を要する状態でなければ、

オンライン診療などをご活用ください☺️

 

 

さて本日のテーマは中医学です!


健康・健脚のツボ ~足三里~

笠に緒かえて 三里の灸すゆるより 松島の月まず心にかかりて

こんなをご存じでしょうか?

かの有名な松尾芭蕉の奥の細道の序文の中の一節です。

 

松尾芭蕉が全国を旅しながら

各地で句を詠み歩いたおくのほそ道

これはとても有名ですね。

 

松尾芭蕉は当時46歳、

奥の細道の道程は距離にして約2400km

日数にして150日という

現代では想像も出来ないような、

とんでもない長旅だったそうです。

(休みなしで毎日16km。。。)

 

そんな松尾芭蕉さんの旅路の序文ということで

この一節には、こんな意味があります。

 

笠の緒を付け替えて、

三里に灸をすえて準備をしはじめたころから、

松島の月のことが気にかかって…

 

三里とは、足三里というツボです。

松尾芭蕉は、長旅の準備として、このツボに

お灸を据えておられたんですね。

 

足三里はこの辺りにあります。

 

スネの外側で膝から3寸(本人の指4本分)下のところにあります。

 

よく、胃腸の症状の治療に使われるツボですが、

胃腸の調子を整えるほか、

気を補い元気を補充したり、

慢性疲労、足の神経痛などにも効果があり、

毎日打つと健康寿命が延びるとも言われています!  

 

立ち仕事で足が疲れた時、

1日の終わり、

お腹の調子が悪い時に

痛気持ち良いくらいの力で押してみるといいでしょう。

人ではお灸もおすすめです。

 

当院では下痢や食欲不振などの胃腸症状の鍼治療で用いるほか、

後肢の痛みや麻痺などでも良く使用しています。

 

わんちゃん、猫ちゃんのツボはちょっとわかりづらいので、

榎原に聞いてみてくださいね!


ちなみに私は思いっきり理系専攻だったので

奥の細道のことを全く知りませんで

google先生に教えてもらいました笑

 

しかし大人になるとこういう

教養は大事だったんだなぁ

と身に染みますね😭

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