スタッフブログ

2019年02月11日  

投稿者:榎原陸

この気なんの気?

みなさんこんにちは、副院長の榎原です。

公私共にバタバタしてしまって、

なかなかブログを更新できずすみません><

 

最近、暖かくなったり寒くなったりで

私は異様な寒気に見舞われております,,,

皆さんは体調お変わりないでしょうか

 

そんな私は男のくせに極度の冷え性です。

以前、裸足で実家を歩いていたら姉の足に触れてしまい

「冷た!その足生きてるの?」

と言われたことがあります….

 

手も足も冷え冷えなので

夜寝るのもガタガタしてしまい、部屋をガンガン温めてから寝てます

 

 

長年、こういう体質なんだなーくらいにしか

思ってませんでしたが

今思えば

これは、陽虚の症状

なんですね。

陽虚とは体を温める作用などがある気が不足すること。

前回老犬のときにも触れましたね。

僕は老犬では無いですが、

昔から風邪を引きやすく抵抗力も弱いので

陽虚だと確信しました。

 

 

ところで

気ってなんでしょうか。

最近ドラゴンボールにハマって、

悟⚫やらベ⚫ータが

すげぇ気だ!

と言ってますが

僕らにもすごくはなくとも気は流れています。

 

日本だと漫画チック、宗教チックな響きですが

中医学では重要な概念であり、

生体生理の根幹です。

 

具体的に言うと、

生体の元気さと新陳代謝を維持する能力とエネルギー

臓器・各組織の機能そのもの。

です。

この概念は西洋医学的に名前がついていないので、

単純にどこどこの機能が落ちた、

新陳代謝がわるい。

というように言い換えられていると理解できます。

 

気の機能は

  1. 気血を流す。臓腑の生理機能を進める。

  2. 体を温める

  3. バリア機能・免疫機能

  4. 新陳代謝を行う

  5. 血や物質を体に留める(損なうと、出血や脱肛)

  6. 血を作る材料となる。

 

となります。

気はどこに存在するのか、どの機能を強く有するのかで

元気・宗気・営気・衛気・臓腑の気・経絡の気

と名前も変わります。

 

中医学的には何処かの機能(例えば腎臓や脾臓)が落ちていたら

腎気虚・脾気虚となります。

どんな症状が出ているかによって何処の臓器が気虚となっているか判断できます。

 

 

気を補う、体を温めるには前回書いたように

羊肉や鹿肉鶏肉、きくらげ・山芋などがオススメです!

しょうがや納豆なんかもいいのでトッピングに入れとくのもいいですね。

継続しないとなかなか効果がでないかもしれませんが

冷え性にお悩みの皆様。手に入ったときにはぜひ食べてみてください!

 

ちなみに私はアトピー体質で体を温めすぎると痒みがますので

これから上級者な食事管理が必要です。。。涙

©森のいぬねこ病院