こんにちは!芋沢院の榎原です☀️
最近、腸内細菌にどハマり中です笑
きっかけはとある先生のセミナーを聞いたことなのですが
それまで知っていた知識と
中医学に関する知識
西洋医学に関する知識
それらが全て繋がり、自分の感じていたことが
間違いじゃなかった!
これをもっと深く調べれば
すごいことがわかるかも知れない!
そんな興奮に包まれ
のめり込むように勉強中です😂
仙台は東京という学びの中心から
遠くて大変です。。
行ってみたいゼミがあっても東京です😭
と言うわけでネットや学会誌から情報収集✍️
こんな興味深い話を見つけました!!
漢方薬の効果が人によって違うのは
腸内細菌叢が違うから!?
中医学では、西洋医学的には同じ病名でも、
人により証(診断)が違うので
効果の出る漢方が違う!
だから病名だけ言われても効く漢方なんてわかんないよ😥
と言うのが常識なんですが...
これはもしかしたら
腸内細菌のバランス(腸内細菌叢)が異なるから
かもしれませんよ🤔というお話しです
漢方薬は複数の生薬の組み合わせです。
生薬ごとの薬効相乗効果・相加効果により最大効果を発揮する
という調合なのですが
ある生薬の、有効成分と思われる物質を抽出し、
注射で血液中へ直接投与しても
効果がないと言う実験がありました😲
次に、その成分を分解する細菌を見つけ
その細菌を持たないマウスと持つマウスに投与すると
細菌を持つマウスは薬効が認められ
細菌を持たないマウスでは効果が認められませんでした
という実験結果が出ました。
つまり、腸内にいる細菌達のおかげで、
漢方薬は効果を発揮することができる。
腸内に必要な細菌がいない場合には効果が出ない
ということになるわけです!
参考文献)SYSGRAM HPより
同様の研究が抗癌剤などでも言われていて、
ある抗癌剤を投与してみると
30人中15人には効果がなかった。
その後、効果がなかった15人を集めて、
効果があった人の腸内細菌を移植してあげた後に
再度抗癌剤を行ったら
なんと15人中6人に効果が現れたという結果に!
参考文献)Davar D,et al.Fecal microbiota transplant overcomes resistance to anti-PD-1 therapy in melanoma patients. Sience.February 4,2021.
現代では漢方薬は中医学の理論に基づき
証を決定しなければ適切な薬の選択ができない
と考えられていますが
将来は、漢方薬に限らず、
こんな腸内細菌を持つ人はこんな体質だから、
この薬が効く!
なんていう新理論が出来上がるかも知れませんね^^