スタッフブログ

投稿者:森のいぬねこ病院 スタッフ

歯がなくなると寿命が短くなる?

こんにちは!芋沢院の榎原です☀️

ご無沙汰しておりました^^;

 

ここのところずっと雨降りが続いて、ジメジメ

蒸し蒸し、嫌ですねー><

 

さて今日は!

森のいぬねこ病院全体で取り組んでいる

歯周病治療・デンタルケアについて

 

衝撃的な事実を一つ、お伝えしたいと思います。

手遅れになる前に、知っておいてください!


歯で噛むことができないと健康寿命が短くなる?

 

人の歯科学会が提唱している、

8020運動というものをご存知でしょうか?

 

このブログでも今まで何度か紹介していると思います。

 

80歳になっても20本の歯を残そうね!

という運動ですね。

 

実はこの運動、「20本の歯が残っていれば、食を楽しむことができます」

という願いで啓蒙されているのですが、

「20本」残すべし!

という本数の根拠とした研究報告を見ると、

もっと別な視点が見えてきます。

 

それは

「しっかりと噛んで食べることができる人は

噛めなくなった人に比べて、認知症のリスクや介護のリスクが少ない」

ということです。

 

細かい研究結果は省きますが、

つまり

「歯を残すこと」がゴールなのではなく

「しっかり噛んで食事を楽しんで、健康に長生きしよう!」

ということがゴールの運動だったんですね😲

 

 

動物の歯も残そう!

一昔前まで、動物は歯周病になってあたりまえ。

悪くなった歯は勝手に抜けるから放っておいていい。

なんていう考えが蔓延っていました。

 

それから時代は変わり、

歯周病は恐ろしい病気である。ということが普及したおかげで、

今私たちは動物の歯周病を治療すること

歯周病を治療してもらうことに

一生懸命になれています。

 

しかし、それだけではダメなんだなと思います><

 

理想は、歯周病で歯を抜歯する動物が1頭でも少なくなることです。

そうすることで、しっかり自分の歯でご飯を楽しんで

長生きできる動物が増えるはずです。

 

噛むことで得られる効果

噛むということで、以下の良い効果を得ることができます

・唾液の分泌が多くなり、口臭軽減

・口周りの筋肉が維持され、表情豊かになる

・噛み合わせがよければ全身に力がしっかり入るため、転倒しにくくなる

・幸せホルモンのセロトニンが分泌される

・満腹中枢が刺激され、食事の満足感が得られやすくなる。

・しっかり咀嚼することで消化吸収が良くなる。

・認知症予防になる。

 

めちゃめちゃ大事ですね!

歯周病を治療しても、歯がなくなってしまったら

噛むことができないので、こういった効果も得られにくくなり

老化が進行すると考えられます。

 

ただし、だからと言って歯周病を治療(抜歯)しなくていいというわけではありません!!

痛みを伴う歯を残すことは、幸せホルモンどころかストレスホルモンの分泌を促進し

余計に老化を促進することになります。

 

なので歯を抜くことになる前の治療が大事なんです!!

 

最後に

これまで、歯を抜きましょう。とか、治療すること

ばかりお話しし、実際全部の歯を抜歯することもたくさんしてきました。

 

そういう方には心苦しく、しづらいお話しだと思いますが

一頭でも、若い子が歯周病「予防」を意識してくれたらと思い、

今回こういったことを書かせていただきました!

へー!と思った方はぜひお友達にシェアしてください^^

 

 

 

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