スタッフブログ

2024年08月16日  

投稿者:森のいぬねこ病院 スタッフ

犬猫を飼い始めたら3-散歩・お出かけ-

こんにちは!芋沢院の榎原です☀️

 

今日は飼い始めたらすること、第3回ということで

おさんぽ・お出かけ編です🚶‍♀️


お散歩や外へ連れていく時期

ワクチンや予防が済んだら、

なるべく色々な環境に触れさせるべく、

お散歩や保育園へのお出かけをさせてあげましょう💡

 

時期としてはまず

  1. 3ヶ月齢(1回目or2回目)のワクチン接種が終わってから
  2. 4ヶ月齢(2回目or3回目)のワクチン摂取が終わってから

 

が外に出すタイミングになります!

しかしそれぞれの時期で、出す目的や制限が異なりますので注意してください!⚠️

 

1.3ヶ月齢で外に出す場合

多くの場合が、初めてのお外になるかと思います。

この時期には、いきなりリードをつけて連れ出すのはお勧めしません。

まずは、抱っこやキャリーでお外の景色や人・音

に触れさせてあげましょう💡

 

時間も疲れたり、強いストレスを感じないように、5〜10分で

切り上げてあげましょう🏡

他にも

  • 暑い時期・時間帯は熱中症に要注意!
  • 怖がっている子は無理やり出さない!
  • 免疫力が弱いため、健康状態・予防歴が不明な犬とは触れ合わせない!
  • 地面に下ろす場合は安全で清潔な場所で!
  • 拾い食い、事故に注意!

などの点に注意していきましょうね😉

 

この時期の散歩には、順化と言って、いろいろな

刺激を与えることにより

大らかで柔軟な性格に育つための

良い効果が期待できます。

 

可能であれば散歩に加え、保育園などにも

通わせたい時期ですね!

 

2.4ヶ月齢からの散歩

この時期からは免疫力もついていますので

ある程度冒険をしていっても良いことになります!

 

その子の性格や体力、季節時間帯に合わせて

少しずつ歩く距離を伸ばしたり、

いろんなコースを散歩したり

お友達と交流して

社会性を身につけていきましょう😁

 

注意点は3ヶ月の時と概ね同様ですが

自由度が上がる分、

・拾い食い

・事故

・蛇や虫刺され、草むらでの怪我や感染症

にはさらに注意しましょう!

 

お散歩の持ち物

お散歩の必需品は

  1. 首輪もしくは胴輪
  2. リード(1本ないし2本)
  3. おしっこを流すための水
  4. うんち処理のための袋・トイレットペーパーや処理用品
  5. これらを入れるためのお散歩バッグ

です!

これらは安全とマナーのために必ず持っていきましょう。

 

首輪と銅輪はどっちがいいの?

性格などにもよりますが

それぞれメリット・デメリットがあります。

私はどちらも装着することを推奨しています😅

 

理由としては特に大型犬の場合重要ですが、

ダブルリードといって、2本のリードを

それぞれにつなぐことで安全性が高くなり

また、首輪はうまく使うことでしつけにも利用できます。

反面、胴輪は使い分けることで

首輪による犬の負担を軽減することができるからです。

 

以下に簡単にそれぞれの特性を紹介します。

首輪のメリット

  • より犬の動きをコントロールしやすい
  • 装着がシンプルで簡単

首輪のデメリット

  • 抜ける可能性がある
  • 強く引きすぎると首の骨や気管を痛める可能性がある
  • 長期間付けっぱなしだと、首の毛がはげたり、皮膚炎を起こす

 

銅輪のメリット

  • 怪我を引き起こしにくい
  • 抜けにくい

胴輪のデメリット

  • 犬のコントロールが効きにくい(ひっぱりっこになる)
  • 装着がものにより分かりづらい。
  • 付けっ放しは通常じゃまとなる。

 

持っておくと便利?お勧めグッズ!

こういった話は私よりも愛犬家の方々の方が

お詳しいかもしれませんが💦

何点か安全や健康上の観点からお勧めしておきます💡

 

①うんち臭わない袋

言わずと知れた便利グッズ(笑)

通常のビニールとは違い、うんちの匂いを協力に遮断してくれます!

長時間散歩中に苦しい思いをしないように笑

②折りたたみ皿・飲み水

暑い季節にはこまめな水分摂取が大事!

持ち運べるボトル装着型のお皿もありますね!

いずれか使いやすいものはあるといいでしょう

③反射板やライト

夜のお散歩にはむしろ必需品かも?

事故を防ぐためにも、うんちをとるときに困らないためにも

ハンズフリーで照らせるタイプがお勧め!

④緊急連絡先タグ(狂犬病鑑札・済み票)

迷子時に連絡がすぐ着くように自作している方が居ます!

ただ、知っていると思いますが

本当は狂犬病の鑑札(銀のプレート)は動物につけておくことが

義務なんですよ〜!

つけておくことで、万が一迷子になったときにも

所有者が分かり、予防をしていることも明らかになります。

絶対につけておきましょうね!

 

猫ちゃんの場合

安全・健康のために

完全室内飼育が推奨されていますので

あえて散歩に出る必要はないです。

ですが、お外で一緒におでかけしたい〜という方は

猫ちゃんが散歩に向いている性格かどうか

お散歩が好きかどうかをちゃんと考えてあげましょう!

 

基本的に猫はストレスに弱く、警戒心が強い生き物です。

小さい頃からお外での刺激に慣れていない限りは

いきなり飛び出してくる人や車

そこらじゅうで鳴り響く音

などに大きなストレスを感じてしまいます。

 

また猫は突然パニックとなり走り出したり、

攻撃的になって暴れたりすることがあります。

普段は大人しいからと思って油断していると

  • 手を離れて遠くに行ってしまい、迷子
  • 捕まえようとして人が怪我を負う
  • パニックとなって猫が高いところに登ろうとして爪が折れる・落下する

などの事故が起こる可能性があります。

 

慣れさせるために外に出していくときにも

こういったことをしっかりと認識して

充分な心構えと準備のもと

お散歩を行い、

決して無理をしない・させないことを強く推奨します

 

お出かけの時には?

いつもと違う環境というのは、

動物(人も)に思っている以上のストレスをかけます。

 

いつもの散歩の準備とキャリーに加え、

  • お家の匂いのするおもちゃやタオル・ベッド
  • 普段使っている食器
  • ご飯・おやつ

を準備しておきましょう!

 

また、移動により乗り物酔いをしたり

下痢をしたり、食欲がなくなってしまうことが

多い子は

  • ペットホテルを利用する
  • 予め精神安定作用のあるサプリや漢方を利用する
  • 下痢止めや酔い止めの内服薬を処方しておいてもらう

なども有効だと思います!

 


いかがでしたでしょうか?

これから初めてのお散歩・お出かけを控えている

という方々の参考に、少しでもなれば幸いです☺️

 

次回は….

しつけ編にしましょうかね?

 

©森のいぬねこ病院