スタッフブログ

2024年08月11日  

投稿者:森のいぬねこ病院 スタッフ

犬猫を飼い始めたら2-動物病院受診-

こんにちは!芋沢院の榎原です☀️

 

台風が接近しています><

安全をしっかり確保して、明日は極力家から出ないように

しましょう。

診察予約も可能な限り変更のお願いをしておりました。

事故に遭われないように、

安全第一での行動をお願いいたします。

 


動物を飼い始めたらすること、第2段です!

前回は、飼い始めの初期の初期!

準備編で終わってしまいましたね笑

 

今回はもうちょっと時を進めまして

初めての動物病院編

にしたいと思います。

 

初めての動物病院へ

まず初めに、お家に慣れる

ということをお伝えしましたが、

お家での生活(最低1週間ほど)に慣れたら

病院に連れて行ってみましょう💡

 

●病院へかかる目的とポイント

  1. 現在の成長具合・健康状態のチェック
  2. 今後の予防スケジュールの相談

 

動物病院へは、極力かかりたくない😱

と思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、

人間で例えるなら

動物病院は

産婦人科であり、小児科であり、内科であり、歯科であり、外科であり

皮膚科であり、薬局であるようなところです😲

 

もちろん得意不得意はあるものの、ここまで網羅的に見れるところは

人医療ではないメリットでもあります。

そのため、信頼できる動物病院を知っておくことは

動物のあらゆる不安を解消する手助けになりますので

病院選びはとても重要です💡

嫌とは言わず、是非良い病院を見つけてください笑

 

良い病院の条件については、

この後のブログで詳しく解説していきますね。

 

1.現在の成長具合・健康状態のチェック

初めて動物病院にかかった際には、まずは現在の

健康状態に問題がないか、そして生活習慣に問題がないか

チェックしてもらいましょう!

 

チェック項目は以下のとおり

  • 体重、体型
  • 食事量、与え方、回数
  • 生活習慣・しつけが問題ないか
  • 各成長段階で起こりやすい病気の有無
  • 飼育の初期では、感染症の有無
  • 気になる症状(あれば)についての相談

 

ご自宅では食欲がしっかりあり、

排便や排尿がしっかりできていれば

ひとまず問題ないと判断して良いと思いますが

獣医師(動物のプロ)の目から見れば

  • 痩せすぎ/太りすぎている
  • うんちが柔らかい/硬い、多い/少ない

ということもあります。

可能な限り普段の様子をお伝えいただき、確認できるとgoodです!

 

2.今後の予防スケジュールの相談

そもそもこの予防のために初めての受診となる方がほとんどで

病院へもこのためだけにしか行かない

という方が多いと思います😅

非常に大事な動物病院の役割ですね。

 

犬猫に必要な予防は以下のとおり

<犬>

  • 狂犬病予防接種;年1回の接種が義務
  • 混合ワクチン;年1回の接種を推奨
  • フィラリア予防;毎月の駆除投薬を推奨
  • ノミダニ予防;毎月ないし3ヶ月ごとの予防投薬を推奨
  • 内部寄生虫駆除;3ヶ月ごとの駆虫を推奨

<猫>

  • 混合ワクチン接種:1年ごとの接種を推奨
    (最近は3年ごとを勧める意見もあり)
  • ノミダニ予防:毎月ないし3ヶ月ごとの予防投薬を推奨
  • フィラリア予防;毎月ないし3ヶ月ごとの駆除投薬を推奨
  • 内部寄生虫駆除;3ヶ月ごとの駆虫を推奨

 

上記に加え、必要に応じて

  • 避妊/去勢手術の実施
    (同時に乳歯遺残や身体的異常の矯正手術の相談)
  • マイクロチップの装着
    (ショップやブリーダーからの購入であれば装着済み)
  • 健康診断
  • 歯科検診

についてもスケジュールを決めていくと良いでしょう。

 

●具体的な初めてのワクチン接種時期

では初めての病院で混合ワクチンを接種する時期ですが

生後2ヶ月、3ヶ月、4ヶ月齢となります。

 

この時期に、1ヶ月ごと、計3回

もしくは生後4ヶ月齢を最後にして2回

の接種を推奨しています。

*予防接種については過去の記事もご参考ください

 

ですので、ご自宅に迎えた年齢に応じて

最初の受診日を決定してください。

例)生後3ヶ月半でおうちに来た(2回ワクチン接種済み。)

→3回目のワクチンを4ヶ月齢になったタイミングで接種するため受診

 

また、狂犬病ワクチンについては

生後90日を経過または

わんちゃんがお家に来てから40日以内に

接種および登録をするように定められています。

 

混合ワクチンと同じ日に接種することは

できませんので、

適切な日程については獣医師と相談し決定しましょう!

 

●ワクチン以外の予防について

そのほかの予防については過去記事でも紹介していますので

やっていく内容についてご一読いただきつつ

よくわからない場合は直接お尋ねください🤣

・フィラリア・ノミダニ・内部寄生虫について

 

これらは生後2〜3ヶ月ごろから予防薬の使用が可能となりますが

体重により薬の量や値段が異なるため

ワクチンや狂犬病・避妊のスケジュールの中で

適切な体重になったら予防開始していただければOKです!

 

 

 

おわりに

はじめての動物病院でやるべきことについて書かせていただきました!

 

今後のブログでは、

避妊去勢はすべき?という点について触れていませんが、そちらは

過去記事をご覧いただければと思います。

健康診断に関しても書いておりますのでぜひご覧ください!

 

次回はまた動物病院から離れます!!

はじめて動物を飼い始めたら….

お散歩・お出かけ編です😊

 

 

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