こんにちは!芋沢院の榎原です☀️
だんだんと暑くなり、しかも梅雨入りして雨も降るので
ジメジメと気持ちの悪い日々が続きますね😭
暑さで夏バテしていませんか?
しっかり水分とって熱中症にご注意くださいね!
さて、暑さとは全然関係ない話題ですが
最近、
「うちの子は年取って耳が遠くなってー」
とお話を伺うことが何回か続きました。
私はこう思いました。
人よりも聴覚の良い犬が、老化現象でそこまで
聴力が衰えて、声が聞こえなくなるんだろうか?
犬猫では当然、聴力検査はできませんので
あくまで「聞こえていそうかどうか」の主観的な
判断になりますので
実際のところはわかりませんが
私は一応、耳の問題が本当にないかどうか
をチェックすることをお勧めしています。
というのも、外耳炎や中耳炎などの
耳のトラブルはなくとも
耳垢が詰まって聞こえていないケースが結構あるからです😲
画質が悪くてすみませんが
これは鼓膜にべったりと張り付いた耳垢です。
正常な鼓膜と比較してみましょう。
ほぼ同じ角度の別の犬の写真ですが、
耳垢はなく、透明な鼓膜と、付近から毛が生えているのが観察できます。
対して、耳垢の詰まった方は
茶色い耳垢が邪魔をして
透明な鼓膜が全く見えません🤔
こうなると、鼓膜が空気の振動を伝えることができず
耳の聞こえない状態になると考えられます。
こういった状態は、実は
長年の間違った耳掃除によって
起こると思っています。。
綿棒でグイッと拭き取る様なお掃除をしていませんか?
耳の穴に綿棒を突っ込んでいませんか?
トリミングでも、結構そういうお掃除をされるところがありますが
これをすると、手前の汚れを奥へ奥へと押し込んでしまいます。
そして、鼓膜を確認しないで何年もそれを続けていると…
耳栓の出来上がりです😅
こういうふうになっていないか確認するためにも、
定期的に耳の内部、特に鼓膜を観察するのが良いでしょう。
鼓膜を確認するためには
当院の様に耳用カメラ(ビデオオトスコープ)を使っていくことが確実です。
手持ちの耳鏡検査機器でも見れなくはないですが、
視野は狭いし結構押し込まなければ見えないため、嫌がる子が多いです😅
その後の洗浄作業でも、ビデオオトスコープが有用となりますので
是非この機材のある病院で確認することをお勧めします。
愛犬の耳が遠くなったと感じている方は
一度チェックしてみてはいかがでしょうか?